【フリーランスの節税】健康保険料で損をしない、文芸美術国民健康保険加入を検討!

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まだ『国民健康保険』ですか?

ある程度稼ぐようになると、国民健康保険料がえげつない事になるって知っていますか?

私は手続きが面倒で『国民健康保険』のまま放置していたのですが、ある日、目が飛び出るぐらいの「国民健康保険料の納付書(通知書)」が届いたため、慌てて『文芸美術国民健康保険』に加入しました。

らる
いやいや、本当にびっくりしましたね。コンビニで払えない金額でした。

 

とはいえ、簡単にすぐ「国民健康保険→文芸美術国民健康保険」への切り替えはできないので、私の反省点をふりかえり、まとめてみたいと思います。

これからフリーランスになろうとしているデザイナーの方・フリーランスになりたてで国民健康保険料が高額になって慌てている方(←昔の自分w)、節税したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

うまみ
はじめから知っておくとママみたいになる前に、事前に対応できるよね!

『文芸美術国民健康保険(通称:文美(ブンビ)保険)』

▶文芸美術国民健康保険組合:http://www.bunbi.com/

『文芸美術国民健康保険』とは?

『文芸美術国民健康保険』とは、文芸、美術及び著作活動に従事していて、かつ、 組合加盟の各団体の会員である人(フリーランス・個人事業主)とその家族なら加入できる健康保険のことです。

うまみ
ママのフリーランスデザイナー仲間は加入している人が多いみたいだよ。

 

※法人や、その従業員の方は加入できません。
※75歳以上の方、または65歳以上75歳未満で広域連合より認定を受けている障害者の方は加入できません。

『文芸美術国民健康保険』は、昭和28年4月1日に、厚生省(現 厚生労働省)の認可を経て設立し、国の事業を代行する公法人です。

らる
昔からあるんですね!加入者数も多いので安心です。

 

『文芸美術国民健康保険』の加入条件と加入できる職種は?

日本に住んでいる(住所が日本にある)ことが大前提です。

加入条件の「文芸、美術及び著作活動に従事」についてですが、Webデザイナー、グラフィックデザイナー、イラストレーター、コピーライター、カメラマンなどの職業の人は該当しているので、加入できます。

他にも該当職種はあるのですが、ここでは私の経験を元に書くので、そこは割愛させてください。

らる
便利な言葉、割愛(笑)

 

先程「組合加盟の各団体の会員である人」と書きましたが、いくら該当職種であっても、いきなり『文芸美術国民健康保険』に加入することはできません。 段階を踏まなくてはなりません。

うまみ
ここからが重要だよ!

 

まず、『文芸美術国民健康保険』が指定した「組合加盟の各団体」の会員にならなければなりません

一体どんなものがあるのでしょうか?
めちゃくちゃいっぱいあるので、詳細は『文芸美術国民健康保険』のサイトから確認してみてください。
左のメニューの「組合員になるには」から組合加盟の各団体はご確認いただけます。

▶文芸美術国民健康保険組合:http://www.bunbi.com/

 

『文芸美術国民健康保険』指定の組合加盟団体:「日本イラストレーション協会(JILLA)」

▶日本イラストレーション協会(JILLA):https://jilla.or.jp/
通称:JILLA(ジャイラ)です。

らる
実際に私もこちらの「日本イラストレーション協会」に加入しています。

「日本イラストレーション協会(JILLA)」とは?

協同組合日本イラストレーション協会(以下JILLA)は、イラストレーションを事業として扱っている法人および個人事業者(イラストレーター/各種デザイナー/漫画家/アニメーター等)によって構成されています。

「日本イラストレーション協会(JILLA)」の加入条件と加入できる職種は?

「日本イラストレーション協会(JILLA)」には、日本で事業を行い納税している、イラストレーション制作を行う個人事業者や法人が加入できます。

らる
文芸美術国民健康保険の場合は法人は加入できませんが、
こちらの「日本イラストレーション協会」は法人でも加入できます。

 

以下、日本イラストレーション協会(JILLA)に加入できる職種の一部です。
結構多いので、この記事を見てくださっている方に関係のありそうなものを抜粋しました。

■イラストレーター
イラストレーター/イラストレーション制作(業)/絵本作家/画家/美術家/建築パース(制作)/3DCG(制作)/キャラクターデザイン

■デザイナー
グラフィックデザイナー/グラフィックデザイン/デザイナー/デザイン(業) WEB 関連事業者 ※1 WEB デザイナー/WEB デザイン/HP デザイン

■漫画家
漫画家/漫画制作(業)/漫画執筆(業)

などです。詳細が知りたい方は「日本イラストレーション協会(JILLA)」のサイトに書いていますので、確認してみてください。

▶日本イラストレーション協会(JILLA):https://jilla.or.jp/

ちなみにこの「職種」は、どこを見て判断するのか?と思いますよね。
ここで言う「職業」は、確定申告書の「職業欄」に何て記載しているのかです。

「日本イラストレーション協会(JILLA)」に加入できるのは、「イラスト」と名前がついているように、あくまでもイラストやデザイン系をお仕事にしている人が対象なのです。

ですので、たとえ「Webデザイン」をやっていても、職業欄にその記載がなく、プログラマーや、コーダー、ライターなどと書いている場合はNGです。

私もそうですが、WEB関連のお仕事をフリーランスでやっている方は、一人で何役もこなしている人が非常に多いので、Webデザインだけでなく、イラストレーター、グラフィックデザイナー(←このあたりまでは問題ない)、プログラマー、コーダー(WEBコーディング)、ライター、WEBコンサルなどをやっている方は注意が必要です。

らる
私の場合ですが、確定申告書の職業欄には「デザイン業」と書いています。

「国民健康保険」から「文芸美術国民健康保険」に切り替えた場合の保険料を比較!

ある程度稼げるようになったフリーランスデザイナーが、次々に「国民健康保険」を脱退し、『文芸美術国民健康保険』に切り替える、最大の理由が「一律の保険料」です。

「国民健康保険」の場合、収入が増えれば当然、保険料はあがりますよね。

『文芸美術国民健康保険』なら、組合員の収入が多かろうが、少なかろうが、変わらないんです!

らる
これが加入の決め手でした!!

ただ、先程も書いたように『文芸美術国民健康保険』に加入するには、指定の組合加盟団体に加入しなければなりませんので、そちらの年会費なども別途必要になります。

令和2年度の『文芸美術国民健康保険』保険料(参考)

【組合員】1人月額/19,900円 (医療分 16,000円 後期高齢者支援金分 3,900円)
【家 族】1人月額 10,600円  (医療分 6,700円 後期高齢者支援金分 3,900円)
【介護保険料】1人月額  4,300円  (満40歳から64歳までの被保険者)

私の場合、配偶者はおりますが、夫は会社員で子ども二人もそちらの扶養に入っているので、扶養する家族はいません。

私自身40歳目前ですが、まだ40歳になっていないので・・・
実際に私が払っている『文芸美術国民健康保険』保険料が以下。

扶養なし/40歳未満の『文芸美術国民健康保険』保険料
→月額19,900円×12カ月=年間238,800円

令和2年度の「日本イラストレーション協会(JILLA)」の出資金・賦課金(会費)等(参考)

【個人】 出資金:一口 5,000円/5口以上
賦課金(会費):2,000円/月(年24,000円)
加入手数料:3,000円(加入時の一度のみ)
※賦課金(会費)は、毎年支払います。

「日本イラストレーション協会(JILLA)」へ支払う初回費用(1年分)がこちら。

「日本イラストレーション協会(JILLA)」初回費用
出資金:5,000円×5口=25,000円
賦課金(会費):2,000円×12カ月=年間24,000円(※1)
加入手数料:3,000円
★文芸美術国民健康保険加入事務手数料:3,000円(※2)
合計・・・55,000円 ※1

年度途中の加入の場合、初回の賦課金(会費)は年度内の残った月数分の支払いになります。
※1 2年目以降はこの賦課金(会費)のみの支払いになります。
※2 文芸美術国民健康保険加入事務手数料については、『文芸美術国民健康保険』に加入する人のみ必要になります。

「日本イラストレーション協会(JILLA)」については、初年度のみの項目もあるのですが、そこはややこしいので、おいといて。

『文芸美術国民健康保険』保険料=年間238,800円
「日本イラストレーション協会(JILLA)」=年間55,000円
合計・・・年間293,800円

結果的に、年間で支払っている「国民健康保険料」が上記の「293,800円」を超えるあたり約300,000円超えになったら、「文芸美術国民健康保険」への加入を検討した方がよさそうです。それぞれの事情にもよると思うので、あくまでも目安にしてください。

国民健康保険の保険料は、各自治体によっても違うので、 「所得金額が〇〇円以上になったら、文芸美術国民健康保険へ加入をおすすめ!」 とは、言い切れないのですが、年間所得が300万ぐらいになったら、一度は考えておいた方がいいかもしれません。

おそらく、所得が400万円~500万円を超えるあたりから、お得になるケースが多いのではないかと思います。

ネット上での噂「文芸美術国民健康保険」加入は難しい?

「文芸美術国民健康保険」加入までの手続きと日数 実際に私が加入するときに調べた情報では、日本イラストレーション協会(JILLA)は加入審査が厳しいとかなんとか。

らる
結論、きちんと活動していて、確定申告していれば難しくはないと思います。

 

実際に私が「文芸美術国民健康保険」の保険証を手に入れるまでを、簡単に紹介します。

「日本イラストレーション協会(JILLA)」承認まで 詳しい流れについては、「日本イラストレーション協会(JILLA)」のサイトに載っています。
https://jilla.or.jp/association

※以下の添付書類が必要になります!

●確定申告書B控のコピー(直近のものに限る)
●事業として制作された作品のコピー (私はWebサイトのスクリーンショット、パンフレットのコピーなどを送りました)

私の場合、入会申請をしてから約半月で承認されました! (メールでお知らせが来ます)

 

その後、すぐに初回時に支払う金額(出資金、賦課金(会費)、加入手数料、文芸美術国民健康保険加入事務手数料)を振り込むと、JILLAが入金確認次第に、出資証券と文芸美術国保組合への加入申込書が送られてきます

うまみ
さっさと支払わないと次の手順に進めないよ。
ママは切羽詰まってたから、速攻払ってたよ。

 

「文芸美術国保組合」への加入申込書が送られてきたら、すぐに記入・必要書類を揃えて「日本イラストレーション協会」へ返送します。
その後、「日本イラストレーション協会」から「文芸美術国保組合」へ送るみたいです。

私の場合は、スムーズにいけば翌々月初~「文芸美術国民健康保険」に入れるとの事だったので、急いで手続きしたのを覚えています・・・。 (国民健康保険料がえげつないので、さっさと切り替えたかった一心です。)

「文芸美術国民健康保険」保険証が届くまで 「日本イラストレーション協会(JILLA)」からのメールには、 文芸美術国保への加入審査は、文芸美術国保組合が独自に行っており、日本イラストレーション協会への加入は、文芸美術国保への加入を 保証するものではありません。
と書かれていたので、若干不安になりながら・・・。

また、文芸美術国保組合への加入申込書に不備があった場合は、連絡が来るそうですが、不備がない場合は事前連絡はないという!!怖い怖い・・・。

結果的に、翌月末には簡易書留で保険証が送られてきました。(笑)
よかった!

まとめ

国民健康保険は、すぐに加入でき、すぐに保険証を発行してもらえるのに対し、 文芸美術国民健康保険は「保険証」を手に入れるまで、2か月程度かかります。

年間の国民健康保険料が30万円を超えたり、年間所得が300万円を超えたあたりから、慌てないように、意識して検討しましょう!